日本インターネット映画大賞

第12回(2007年)日本インターネット映画大賞結果

日本映画部門
  • 作品賞(ベストテン)
    1位256点キサラギ
    2位237点それでもボクはやってない
    3位194点天然コケッコー
    4位136点夕凪の街 桜の国
    5位116点アヒルと鴨のコインロッカー
    6位97点幸福な食卓
    7位93点ALWAYS 続・三丁目の夕日
    8位90点東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
    9位88点転々
    10位79点河童のクゥと夏休み
  • 監督賞17票
    • 周防正行
      「それでもボクはやってない」
  • 主演男優賞22票
    • 加瀬亮
      「オリヲン座からの招待状」「それでもボクはやってない」「めがね」
  • 主演女優賞12票
    • 麻生久美子
      「夕凪の街 桜の国」
  • 助演男優賞11票
    • 香川照之
      「キサラギ」「憑神」「HERO」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
  • 助演女優賞13票
    • もたいまさこ
      「それでもボクはやってない」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「めがね」
    • 永作博美
      「気球クラブ、その後」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
  • 新人賞16票
    • 夏帆
      「天然コケッコー」
  • 音楽賞6票
    • 秒速5センチメートル
  • 投票者数ランキング 47人
    • 「キサラギ」
  • 思い入れ度ランキング 5.447点
    • 「キサラギ」
外国映画部門
  • 作品賞(ベストテン)
    1位
    151点
    パンズ・ラビリンス
    2位117点ブラッド・ダイヤモンド
    3位87点ボーン・アルティメイタム
    4位86点世界最速のインディアン
    5位76点善き人のためのソナタ
    6位74点ヘアスプレー
    7位70点リトル・ミス・サンシャイン
    8位62点バベル
    9位61点ドリームガールズ
    10位48点300<スリー・ハンドレッド>
  • 監督賞9票
    • ギレルモ・デル・トロ
      「パンズ・ラビリンス」
    • ポール・グリーングラス
      「ボーン・アルティメイタム」
  • 主演男優賞15票
    • レオナルド・ディカプリオ
      「ブラッド・ダイヤモンド」「ディパーテッド」
  • 主演女優賞8票
    • マリオン・コティヤール
      「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」「華麗なる恋の舞台で」「プロヴァンスの贈りもの」
  • 助演男優賞6票
    • エディ・マーフィー
      「ドリームガールズ」
    • ジョン・トラボルタ
      「ヘアスプレー」
  • 助演女優賞11票
    • ミシェル・ファイファー
      「ヘアスプレー」「スターダスト」
  • 新人賞15票
    • ニッキー・ブロンスキー
      「ヘアスプレー」
  • 音楽賞12票
    • ヘアスプレー
  • 投票者数ランキング 32人
    • 「パンズ・ラビリンス」
  • 思い入れ度ランキング 5.800点
    • 「ロッキー・ザ・ファイナル」

日本映画作品賞

有効投票数:101票
1位256点キサラギ
2位237点それでもボクはやってない
3位194点天然コケッコー
4位136点夕凪の街 桜の国
5位116点アヒルと鴨のコインロッカー
6位97点幸福な食卓
7位93点ALWAYS 続・三丁目の夕日
8位90点東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
9位88点転々
10位79点河童のクゥと夏休み
11位72点しゃべれども しゃべれども
12位62点めがね
13位59点腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
14位58点クワイエットルームにようこそ
15位54点きみにしか聞こえない
16位51点檸檬のころ
17位46点クローズド・ノート
18位45点オリヲン座からの招待状
19位41点自虐の詩
20位40点舞妓Haaaan!!!
21位38点秒速5センチメートル
22位37点XX(エクスクロス)~魔境伝説~
23位35点クローズ ZERO
24位33点スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
25位32点包帯クラブ
26位30点サイドカーに犬
HERO
28位27点サッド ヴァケイション
29位26点スマイル~聖夜の奇跡~
30位25点転校生 -さようならあなた-
バッテリー
32位22点フラガール
33位19点松ヶ根乱射事件
34位18点長い散歩
35位17点赤い文化住宅の初子
叫(さけび)
37位16点ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
椿三十郎
殯の森
40位14点歌謡曲だよ、人生は
鉄コン筋クリート
Little DJ~小さな恋の物語~
43位13点グミ・チョコレート・パイン
魂萌え!
眉山 -BIZAN-
マリと子犬の物語
龍が如く 劇場版
48位12点恋しくて
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
50位11点悪夢探偵
恋空
釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束
遠くの空に消えた
54位10点赤い鯨と白い蛇
ウミヒコヤマヒコマイヒコ
かもめ食堂
監督・ばんざい!
キャプテン
さくらん
秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~
武士の一分
62位9点劇場版 西遊記
たそがれ清兵衛
どろろ
65位8点あしたの私のつくり方
14歳
ヒート アイランド
未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~
69位7点エクステ
聴かれた女
サウスバウンド
酒井家のしあわせ
博士の愛した数式
犯人に告ぐ
ユメ十夜
76位6点EX MACHINA エクスマキナ
大阪プロレス飯店
観察
気球クラブ、その後
暗いところで待ち合わせ
ジャーマン+雨
椿三十郎(黒澤明版)
日本以外全部沈没
パプリカ
魍魎の匣
86位5点あかね空
アルゼンチンババア
カフカ 田舎医者
真・女立喰師列伝
選挙
長州ファイブ
紀子の食卓
パッチギ! LOVE & PEACE
やじきた道中てれすこ
Life 天国で君に逢えたら
ラザロ
ワルボロ
98位4点俺は、君のためにこそ死ににいく
キトキト!
ストロベリーショートケイクス
空の境界/第一章 俯瞰風景
空の境界/第二章 殺人考察(前)
机のなかみ
富江 VS 富江
寝ずの番
ベクシル 2077日本鎖国
真昼ノ星空
地下鉄(メトロ)に乗って
LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ
110位3点オー!マイキー フィーバー
陸に上った軍艦
仮面ライダー電王 俺、誕生!
怪談
黄色い涙
嫌われ松子の一生
神童
スチレンヂア-無皇刃譚-
素敵な夜、ボクにください
そのときは彼によろしく
たとえ世界が終わっても
憑神
初雪の恋 ヴァージン・スノー
僕は妹に恋をする
間宮兄弟
ミッドナイトイーグル
LOVEDEATH ラブデス
127位2点あなたを忘れない
ALWAYS 三丁目の夕日
歓喜の歌
銀色のシーズン
恋する日曜日
Dear Friends -ディア フレンズ-
手紙
Presents~うに煎餅~
屋根の上の赤い女
136位1点愛の流刑地
Wiz/Out
映画監督になる方法
恋するマドリ
The 焼肉ムービー プルコギ
渋谷区円山町
スキトモ
世界はときどき美しい
大日本人
棚の隅
伝染歌
人が人を愛することのどうしようもなさ
蟲師

 賞レースをほぼ独占してきた「それでもボクはやってない」を抑え、堂々の1位に輝いたのは「キサラギ」でした。ほぼ全篇が密室内で繰り広げられる会話劇と言う難しい題材が見事にはまった一本でしたよね。こうしてみると「それボク」もある意味密室劇(電車、法廷)と言えなくもありませんので、 2007年は室内がキーポイントだったのでしょうか。
 以下、珠玉の青春映画「天然コケッコー」、静かなる反戦反核映画「夕凪の街桜の国」、トリックだけではない感動作「アヒルと鴨のコインロッカー」など、2007年も心に残る名作がたくさんあったとランキングを見て改めて思います。それにしても「転々」のランクインを投票前に予想できた人はどれだけいたでしょうか。独特の雰囲気で進むソフトコメディにはまった人が多かったようです。

日本映画監督賞

1位17票周防正行「それでもボクはやってない」
2位16票山下敦弘「天然コケッコー」「松ヶ根乱射事件」「ユメ十夜」
3位5票荻上直子「めがね」
佐藤祐市「キサラギ」
中村義洋「アヒルと鴨のコインロッカー」
原恵一「河童のクゥと夏休み」
7位3票大林宣彦「転校生 さよなら あなた」
陣内孝則「SMILE 聖夜の奇跡」
深作健太「エクスクロス~魔境伝説~」
三木聡「転々」「図鑑に載ってない虫」
11位2票青山真治「サッド・ヴァケイション」
12位1票岩田ユキ「檸檬のころ」
呉美保「酒井家のしあわせ」
奥田瑛二「きみにしか聞こえない」
荻島達也「長い散歩」
河瀬直美「殯の森」
黒澤明「椿三十郎」
黒沢清「叫」
三枝健起「オリヲン座からの招待状」
佐々部清「夕凪の街 桜の国」
新海誠「秒速5センチメートル」
せんぼんよしこ「赤い鯨と白い蛇」
園子温「エクステ」
園田新「Wiz/Out」
タナダユキ「赤い文化住宅の初子」
塚本晋也「悪夢探偵」
永田琴「Little DJ 小さな恋の物語」
原田眞人「魍魎の匣」
FROGMAN「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 総統は二度死ぬ」
松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」
松岡錠司「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
三池崇史「クローズ ZERO」「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」「龍が如く 劇場版」「探偵物語」
室賀厚「キャプテン」
森田芳光「椿三十郎」
山崎貴「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
山田洋次「釣りバカ日誌18」
行定勲「遠くの空に消えた」
李相日「フラガール」

 作品賞では「キサラギ」の後塵を拝した「それでもボクはやってない」の周防正行監督が、本賞では次点の山下敦弘監督を僅差で破り受賞しました。
 「Shall We ダンス?」以来十余年ぶりの監督作品にもかかわらず、しっかりとした骨太な作品を創りあげたことが高い評価につながったのでしょう。
 他の複数得票者の顔ぶれを見ても、ベテランから新鋭まで幅広い層の監督が票を集めており、日本映画の層の厚さを感じさせました。

日本映画主演男優賞

1位22票加瀬亮「それでもボクはやってない」「めがね」「オリヲン座からの招待状」
2位13票オダギリ・ジョー「蟲師」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「転々」「サッド ヴァケイション」「ゆれる」
3位5票小栗旬「キサラギ」「クローズZERO」
4位4票阿部サダヲ「舞妓Haaaan!!!」
瑛太「アヒルと鴨のコインロッカー」
国分太一「しゃべれども しゃべれども」
7位3票阿部寛「バブルへGO!!~タイムマシンはドラム式~」「大帝の剣」「自虐の詩」
織田裕二「椿三十郎」
堤真一「地下鉄に乗って」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
柳楽優弥「包帯クラブ」
11位2票尾上菊之助「怪談」
神木隆之介「Little DJ~小さな恋の物語」
木村拓哉「武士の一分」「HERO」
豊川悦司「サウスバウンド」「犯人に告ぐ」
松田龍平「悪夢探偵」「長州ファイブ」「伝染歌」
16位1票浅野忠信「サッド・ヴァケイション」
石田卓也「キトキト!」
伊勢谷友介「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
大杉漣「エクステ」
緒形拳「長い散歩」
ゴジラ「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
勝地涼「幸福な食卓」
喜味こいし「星影のワルツ」
小出恵介「きみにしか聞こえない」「キサラギ」
真田広之「たそがれ清兵衛」
田中泯「ウミヒコヤマヒコマイヒコ」
廣末哲万「14歳」
布施紀行「キャプテン」
松田翔太「ワルロボ」
役所広司「アルゼンチンババア」「叫」「象の背中」
やべきょうすけ「クローズZERO」
ユースケ・サンタマリア「酒井家のしあわせ」「キサラギ」
吉岡秀隆「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

 主演男優賞は「それでもボクはやってない」の加瀬亮さんが圧倒的な支持で主演男優賞となりました。
 昨年、一昨年と2年連続1位だったオダギリジョーさんは、今回も多くの方々から支持を受け2位に入賞されており、既に日本映画を代表する重鎮という印象を受けます。
 3位以下は団子レースとなりましたが、33名のノミネートが物語るように、ノミネートされた方の中からこれからの主演男優賞を取る方が出てくるかもしれません。

日本映画主演女優賞

1位12票麻生久美子「夕凪の街 桜の国」
2位11票宮沢りえ「オリヲン座からの招待状」「たそがれ清兵衛」
3位9票夏帆「天然コケッコー」
4位8票成海璃子「神童」「あしたの私のつくり方」「きみにしか聞こえない」
5位7票樹木希林「東京タワー~オカンとぼくと、ときどきオトン~」
竹内結子「サイドカーに犬」「クローズドノート」「ミッドナイト・イーグル」
7位5票北乃きい「幸福な食卓」
8位4票内田有紀「クワイエットルームにようこそ」
佐藤江梨子「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
10位2票尾野真千子「殯の森」
小林聡美「めがね」「かもめ食堂」
田中麗奈「暗いところで待ち合わせ」「夕凪の街 桜の国」
壇れい「武士の一分」「釣りバカ日誌18」
中谷美紀「自虐の詩」「あかね空」
風吹ジュン「魂萌え!」
16位1票蒼井優「鉄コン筋クリート」
綾波レイ「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」
石原さとみ「包帯クラブ」
榮倉奈々「檸檬のころ」「僕は妹に恋をする」
香川京子「赤い鯨と白い蛇」
香里奈「しゃべれども しゃべれども」
佐々木麻緒「マリと子犬の物語」
柴咲コウ「どろろ」「舞妓Haaaan!!!」
鈴木亜美「エクスクロス~魔境伝説~」
堀北真希「アルゼンチンババア」
宮崎あおい「初雪の恋 ヴァージン・スノー」

 序盤は麻生久美子さんが大きくリードしていたものの、終盤で宮沢りえさんと夏帆さんの追い上げで大接戦となり、最後は麻生久美子さんが宮沢りえさん、夏帆さんとの混戦を制して主演女優賞に輝きました。
 上位3名とも作品としては大作には出演していないにも関わらず、これだけ多くの方に印象を残す演技をなされた事がこれだけの接戦になったのでしょう。

日本映画助演男優賞

1位11票香川照之「キサラギ」「憑神」「HERO」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
2位10票瑛太「アヒルと鴨とコインロッカー」「銀色のシーズン」
3位8票三浦友和「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「転々」「遠くの空に消えた」
4位5票松重豊「スマイル 聖夜の奇跡」「しゃべれども しゃべれども」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」「Little DJ 小さな恋の物語」
5位4票岸谷五朗「龍が如く 劇場版」
光石研「めがね」「サッド ヴァケイション」
7位3票伊勢谷友介「クローズド・ノート」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
遠藤憲一「自虐の詩」
勝地涼「幸福な食卓」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「吉祥天女」
堤真一「舞妓Haaaan!!!」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
山田孝之「クローズZERO」「そのときは彼によろしく」
12位2票阿部寛「魍魎の匣」
伊原剛志「叫」「ヒートアイランド」
大森南朋「たとえ世界が終わっても」「蟲師」
小日向文世「それでもボクはやってない」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
佐々木蔵之介「椿三十郎」「憑神」
福士誠治「ワルロボ」
宮藤官九郎「クワイエットルームにようこそ」「魍魎の匣」
19位1票伊崎充則「夕凪の街 桜の国」
伊東四朗「しゃべれどもしゃべれども」
大泉洋「ゲゲゲの鬼太郎」
大沢たかお「地下鉄に乗って」
岡田将生「天然コケッコー」
小川拓哉「キャプテン」
木村祐一「松ヶ根乱射事件」
小市慢太郎「犯人に告ぐ」
小林薫「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
笹野高史「転々」「図鑑に載ってない虫」「早咲きの花」
竹財輝之助「未来予想図 ア・イ・シ・テ・ルのサイン」
塚本晋也「悪夢探偵」
西島秀俊「パッチギ! LOVE&PEACE」
松尾スズキ「図鑑に載ってない虫」
松田龍平「アヒルと鴨とコインロッカー」
やべきょうすけ「クローズZERO」
山中崇「松ヶ根乱射事件」

 今年も香川照之さんが連覇されました。
 瑛太さんも善戦されましたが、惜しくも今一歩及びませんでした。それも「どろろ」ではなく、「アヒルと鴨とコインロッカー」にばかり票が集まっていましたが、主演男優賞としても票を集めたため、分散してしまった観があります。

日本映画助演女優賞

1位13票永作博美「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「気球クラブ、その後」
もたいまさこ「それでもボクはやってない」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「めがね」
3位7票薬師丸ひろ子「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」
4位4票小沢真珠「エクスクロス 魔境伝説」
木村佳乃「ドリーム・クルーズ」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」「さくらん」
6位3票蒼井優「クワイエットルームにようこそ」「フラガール」
大竹しのぶ「クワイエットルームにようこそ」「キトキト!」
香里奈「しゃべれどもしゃべれども」
樹木希林「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
竹内結子「クローズド・ノート」「ミッドナイト・イーグル」
谷村美月「檸檬のころ」「かぞくのひけつ」「魍魎の匣」「酒井家のしあわせ」
桃井かおり「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
13位2票小出早織「舞妓Haaaan!!!」
藤村志保「夕凪の街 桜の国」
15位1票芦名星「たとえ世界が終わっても」
麻生久美子「夕凪の街 桜の国」
市川実日子「めがね」
伊東美咲「Life 天国で君に逢えたら」
内田也哉子「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
エリカ「アコークロー」
菅野美穂「さくらん」
菊地凛子「恋するマドリ」
黒木瞳「怪談」
小泉今日子「転々」
佐々木麻緒「マリと子犬の物語」
瀬戸朝香「それでもボクはやってない」
つぐみ「エクステ」
友近「酒井家のしあわせ」
福田麻由子「Little DJ 小さな恋の物語」
堀北真希「アルゼンチンババア」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
松たか子「HERO」
松本花奈「サイドカーに犬」
丸岡知恵「自虐の詩」
水野美紀「口裂け女」
三田佳子「魂萌え!」
南田洋子「ひいろ」
宮崎あおい「サッド ヴァケイション」
八千草薫「しゃべれどもしゃべれども」
吉高由里子「転々」
りょう「クワイエットルームにようこそ」」

 もたいまさこさんと永作博美さんが同票1位です。
 薬師丸ひろ子さん、「Always」シリーズ前編ではトップを獲得されましたが、今回は惜しくも賞を逃しました。

日本映画新人賞

1位16票夏帆「天然コケッコー」
2位9票北乃きい「幸福な食卓」
3位5票成海璃子「あしたの私のつくり方」「きみにしか聞こえない」「神童」
林遣都「バッテリー」
5位4票新垣結衣「恋するマドリ」「恋空」「ワルボロ」
松本花奈「サイドカーに犬」
7位3票蓮佛美沙子「転校生 さよなら あなた」
8位2票うだしげき「殯の森」
榮倉奈々「檸檬のころ」「渋谷区円山町」
岡田将生「天然コケッコー」
ささの友間「遠くの空に消えた」
東亜優「赤い文化住宅の初子」
13位1票相葉弘樹「スキトモ」
内田也哉子「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
内田量子「棚の隅」
瑛太「アヒルと鴨のコインロッカー」
岡珠希「自虐の詩」
香里奈「河童のクゥと夏休み」
河童のクゥ「しゃべれども しゃべれども」
川久保雄基「BOYSLOVE 劇場版」
北川景子「Dear Friends ディア フレンズ」
高良健吾「サッド・ヴァケイション」
国分太一「しゃべれども しゃべれども」
城田優「ヒートアイランド」
杉浦花菜「長い散歩」
鈴木亜美「エクスクロス~魔境伝説~」
高岡蒼甫「クローズZERO」
壇れい「武士の一分」
中村ゆり「パッチギ! LOVE&PEACE」
野嵜好美「ジャーマン+雨」
丸岡知恵「自虐の詩」
森永悠希「しゃべれども しゃべれども」
山内和彦「選挙」
山入端佳美「恋しくて」

 「天然コケッコー」の可憐な中学生役を演じた夏帆さんが、次点の北乃きいさんを引離しトップを獲得しました。
 家庭崩壊の不安を描いた「幸福な食卓」よりも、淡い青春映画に好感を持たれたことも票を伸した要因かもしれません。

日本映画音楽賞

1位6票「秒速5センチメートル」
2位5票「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
「めがね」
4位4票「スマイル~聖夜の奇跡~」
「天然コケッコー」
「夕凪の街 桜の国」
7位3票「きみにしか聞こえない」
8位2票「アヒルと鴨のコインロッカー」
「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」
「歌謡曲だよ、人生は」
「キサラギ」
「恋空」
「さくらん」
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
「椿三十郎」
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
17位1票「赤い鯨と白い蛇」
「アルゼンチンババア」
「オリヲン座からの招待状」
「河童のクゥと夏休み」
「気球クラブ、その後」
「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」
「幸福な食卓」
「サイドカーに犬」
「彩恋 SAIREN」
「自虐の詩」
「世界はときどき美しい」
「鉄コン筋クリート」
「転校生 -さようならあなた-」
「転々」
「遠くの空に消えた」
「虹色★ロケット」
「パプリカ」
「ピアノの森」
「ヒート アイランド」
「フラガール」
「包帯クラブ」
「墨攻」
「マニアの受難」
「ミッドナイトイーグル」
「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」
「檸檬のころ」

 今年から久しぶりに復活した部門賞ということもあり、棄権者も目立った上、票も1位でわずか6票とやや分散した傾向にありました。
 そのなかで公開規模は決して大きくなかった「秒速5センチメートル」が僅差でトップとなったのは、山崎まさよしの楽曲が映画とマッチしていた上、映画・音楽ともに若い世代を中心に共感を持たれたからでしょう。

日本映画投票者数ランキング

得点に関係なく、投票者数だけで決定するランキングです。
1位47人キサラギ
2位45人それでもボクはやってない
3位36人天然コケッコー
4位31人夕凪の街 桜の国
5位25人アヒルと鴨のコインロッカー
6位24人ALWAYS 続・三丁目の夕日
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
8位21人しゃべれども しゃべれども
幸福な食卓
10位18人転々
11位17人めがね
河童のクゥと夏休み
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
14位15人クワイエットルームにようこそ
15位13人きみにしか聞こえない
舞妓Haaaan!!!
17位11人クローズド・ノート
檸檬のころ
19位10人オリヲン座からの招待状
サイドカーに犬
21位9人クローズ ZERO
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
自虐の詩
24位8人HERO
XX(エクスクロス)~魔境伝説~
スマイル~聖夜の奇跡~
秒速5センチメートル
包帯クラブ
29位6人バッテリー
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
魂萌え!
松ヶ根乱射事件
33位5人さくらん
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
赤い文化住宅の初子
長い散歩
転校生 -さようならあなた-
眉山 -BIZAN-
39位4人サッド ヴァケイション
ヒート アイランド
マリと子犬の物語
恋しくて
43位3人14歳
Little DJ~小さな恋の物語~
あしたの私のつくり方
エクステ
どろろ DORORO
フラガール
ユメ十夜
遠くの空に消えた
歌謡曲だよ、人生は
怪談
机のなかみ
叫(さけび)
聴かれた女
椿三十郎
鉄コン筋クリート
秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~
未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~
龍が如く 劇場版
恋空
殯の森
63位2人EX MACHINA エクスマキナ
Life 天国で君に逢えたら
キトキト!
グミ・チョコレート・パイン
そのときは彼によろしく
パッチギ! LOVE & PEACE
パプリカ
ベクシル 2077日本鎖国
ミッドナイトイーグル
やじきた道中てれすこ
ワルボロ
悪夢探偵
暗いところで待ち合わせ
監督・ばんざい!
気球クラブ、その後
劇場版 西遊記
赤い鯨と白い蛇
選挙
釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束
博士の愛した数式
犯人に告ぐ
武士の一分
陸に上った軍艦
魍魎の匣
87位1人ALWAYS 三丁目の夕日
Dear Friends -ディア フレンズ-
LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ
LOVEDEATH ラブデス
Presents~うに煎餅~
The 焼肉ムービー プルコギ
Wiz/Out
あかね空
あなたを忘れない
アルゼンチンババア
ウミヒコヤマヒコマイヒコ
オー!マイキー フィーバー
カフカ 田舎医者
かもめ食堂
キャプテン
サウスバウンド
ジャーマン+雨
スキトモ
ストレンヂア-無皇刃譚-
ストロベリーショートケイクス
たそがれ清兵衛
たとえ世界が終わっても
ラザロ
愛の流刑地
映画監督になる方法
黄色い涙
屋根の上の赤い女
俺は、君のためにこそ死ににいく
歓喜の歌
観察
間宮兄弟
紀子の食卓
銀色のシーズン
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景
劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)
嫌われ松子の一生
手紙
酒井家のしあわせ
渋谷区円山町
初雪の恋 ヴァージン・スノー
寝ずの番
真・女立喰師列伝
真昼ノ星空
神童
人が人を愛することのどうしようもなさ
世界はときどき美しい
素敵な夜、ボクにください
大阪プロレス飯店
大日本人
棚の隅
地下鉄に乗って
長州ファイブ
椿三十郎(黒澤明版)
伝染歌
日本以外全部沈没
富江 VS 富江
僕は妹に恋をする
恋するマドリ
恋する日曜日
憑神
蟲師

 ここでも1位となったのは「キサラギ」でした。全投票者101人中47人と半数近くがこの映画を選んでいます。
 ラインナップは5位までは総合ランキングと同じ、10本中9本が総合と同一作と大きな差はありませんでした。
 唯一違ったのは8位の「しゃべれども しゃべれども」。出演者たちの落語のうまさには驚かされた映画でした。

日本映画思い入れ度ランキング

総得点を投票者数で割った一人あたりの平均得点(思い入れ度)ランキングです。(5票以上限定)
1位5.447(256/47)キサラギ
2位5.389(194/36)天然コケッコー
3位5.267(237/45)それでもボクはやってない
4位5.000(25/5)転校生 -さようならあなた-
5位4.889(88/18)転々
6位4.750(38/8)秒速5センチメートル
7位4.647(79/17)河童のクゥと夏休み
8位4.640(116/25)アヒルと鴨のコインロッカー
9位4.636(51/11)檸檬のころ
10位4.625(37/8)XX(エクスクロス)~魔境伝説~
11位4.619(97/21)幸福な食卓
12位4.556(41/9)自虐の詩
13位4.500(45/10)オリヲン座からの招待状
14位4.387(136/31)夕凪の街 桜の国
15位4.182(46/11)クローズド・ノート
16位4.167(25/6)バッテリー
17位4.154(54/13)きみにしか聞こえない
18位4.000(32/8)包帯クラブ
19位3.889(35/9)クローズ ZERO
20位3.875(93/24)ALWAYS 続・三丁目の夕日
21位3.867(58/15)クワイエットルームにようこそ
22位3.750(90/24)東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
(30/8)HERO
24位3.667(33/9)スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
25位3.647(62/17)めがね
26位3.600(18/5)長い散歩
27位3.471(59/17)腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
28位3.429(72/21)しゃべれども しゃべれども
29位3.400(17/5)赤い文化住宅の初子
30位3.250(26/8)スマイル~聖夜の奇跡~
31位3.200(16/5)ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
32位3.167(19/6)松ヶ根乱射事件
33位3.077(40/13)舞妓Haaaan!!!
34位3.000(30/10)サイドカーに犬
35位2.600(13/5)眉山 -BIZAN-
36位2.167(13/6)魂萌え!
37位2.000(12/6)バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
(10/5)さくらん

 ここも1位は「キサラギ」でした。去年の「フラガール」に続いての3部門制覇となっています。総合3位の「天然コケッコー」がこちらでは2位、2位の「それでもボクはやってない」がこちらでは3位となっています。すなわちこの3本が2007年を代表する3本だったことは間違いないようですね。
 思い入れ度は例年票数が少なくても上位に入るものがあり面白いのですが、今年の代表格は4位に入った「転校生 さよならあなた」でしょう。オリジナルとの対比で賛否両論ありましたが、久しぶりに大林宣彦っぽい映画を観せてもらった気がします。また切ないタッチと映像美が印象的なアニメ「秒速5センチメートル」、爽やかな青春ラブストーリー「檸檬のころ」、この上なく破天荒な展開と描写が脳腺を刺激しつくした怪作「エクスクロス 魔境伝説」などのランクインにはなんとなく納得してしまいました。観てない人は要チェックです。

外国映画作品賞

有効投票数:92票
1位151点パンズ・ラビリンス
2位117点ブラッド・ダイヤモンド
3位87点ボーン・アルティメイタム
4位86点世界最速のインディアン
5位76点善き人のためのソナタ
6位74点ヘアスプレー
7位70点リトル・ミス・サンシャイン
8位62点バベル
9位61点ドリームガールズ
10位48点300<スリー・ハンドレッド>
11位46点ダイ・ハード4.0
12位43点ラブソングができるまで
13位39点トランスフォーマー
プレステージ
15位36点シッコ
16位35点サン・ジャックへの道
ブラックブック
18位32点あるいは裏切りという名の犬
パフューム -ある人殺しの物語-
ホリデイ
21位31点エディット・ピアフ ~愛の讃歌~
22位29点ディパーテッド
ミス・ポター
約束の旅路
ロッキー・ザ・ファイナル
26位28点ツォツィ
27位27点パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
28位26点インランド・エンパイア
俺たちフィギュアスケーター
30位25点パリ、ジュテーム
31位24点ナイト ミュージアム
32位23点ボルベール〈帰郷〉
33位22点ゾディアック
デス・プルーフ in グラインドハウス
35位21点言えない秘密
36位20点題名のない子守唄
レミーのおいしいレストラン
38位19点ONCE ダブリンの街角で
39位18点グラインドハウス(アメリカ版)
ブラック・スネーク・モーン
41位17点クィーン
42位16点主人公は僕だった
絶対の愛
マリー・アントワネット
45位15点傷だらけの男たち
幸せのちから
墨攻
麦の穂をゆらす風
ラッキーナンバー7
私たちの幸せな時間
51位14点アポカリプト
早春譜
大統領暗殺
ドッグ・バイト・ドッグ
ドン
パラダイス・ナウ
57位13点ヒルズ・ハブ・アイズ
ミルコのひかり
59位12点あるスキャンダルの覚え書き
不都合な真実
ブレイブ ワン
リトル・チルドレン
ルワンダの涙
64位11点アイ・アム・レジェンド
サンシャイン 2057
長江哀歌
デジャヴ
プラネット・テラー in  グラインドハウス
ラジオ・スター
70位10点オフサイド・ガールズ
ザ・シークレット
サラバンド
シークレット・サンシャイン
守護神
放・逐
ラスト・キング・オブ・スコットランド
LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストライマー
78位9点明日、君がいない
カンナさん大成功です!
スターダスト
スパイダーマン3
バイオハザードIII
プロジェクトBB
ラッキー・ユー
85位8点アイスケーキ
あなたになら言える秘密のこと
イノセントワールド -天下無賊-
エンジェル
華麗なる恋の舞台で
今宵、フィッツジェラルド劇場で
ストリングス~愛と絆の旅路~
タロットカード殺人事件
鐵三角
トランシルヴァニア
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ヒロシマナガサキ
迷子の警察音楽隊
街のあかり
みえない雲
100位7点キングダム/見えざる敵
呉清源 極みの棋譜
幸せの絆
DOA デッド・オア・アライブ
ハッピー フィート
ボビー
弓 the bow
107位6点サラエボの花
死ぬまでにしたい10のこと
ショートバス
厨房で逢いましょう
卑劣な街
フリーダム・ライターズ
ボンボン
めぐみ-引き裂かれた家族の30年
ラブ・アクチュアリー
116位5点アイ・イン・ザ・スカイ
アフター・ウェディング
We Own the Night
エレクション ~黒社会~
エレクション2
王の男
輝ける女たち
花蓮の夏
キンキー・ブーツ
グアンタナモ、僕達が見た真実
C.R.A.Z.Y.
ゴースト・ハウス
ザ・シューター/極大射程
出エジプト記
ダーウィンの悪夢
ハンニバル・ライジング
ファウンテン 永遠につづく愛
フリーダムランド
ブレードランナー ファイナル・カット
ホステル2
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学S
マイ・ファーザー
4ヶ月、3週と2日
4分間のピアニスト
恋愛睡眠のすすめ
141位4点イノセント・ラブ
ヴィーナス
ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた
ヴェラ・ドレイク
うつせみ
かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
キャンディ
輝く夜明けに向かって
敬愛なるベートーヴェン
16ブロック
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
それでも生きる子供たちへ
遠い道のり
夏物語
PEACE BED アメリカVSジョン・レノン
ブロークバック・マウンテン
ユゴ~大統領有故~
ロケットマン!
159位3点愛されるために、ここにいる
アドレナリン
ある愛の風景
雲南の少女 ルオマの初恋
ガンジー、わが父
カンバセーションズ
再会の街で
サイボーグでも大丈夫
サルバドールの朝
幸せのレシピ
ゾンビーノ
ベオウルフ/呪われし勇者
僕のピアノコンチェルト
リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?
私の胸の思い出
174位2点ウェザーマン
オーシャンズ13
オール・ザ・キングスメン
カタコンベ
クレイジー・ストーン ~翡翠狂騒曲~
黒い眼のオペラ
スリザー
ソウ4
デート・ウィズ・ドリュー
百年恋歌
フェイス
不完全なふたり
BRICK
プロヴァンスの贈りもの
ペルセポリス
ヘンダーソン夫人の贈り物
ホリデイ(韓国)
毎当変幻時
マッド探偵
マリア
満城盡帶黄金甲
夢遊ハワイ
門徒
私のちいさなピアニスト
198位1点硫黄島からの手紙
いのちの食べかた
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
蓋山西(ガイサンシー)とその姉妹たち
角砂糖
ギャラクシー・クエスト
ククーシュカ ラップランドの妖精
グッド・シェパード
靴に恋する人魚
ディテクティヴ
ブラインドサイト~小さな登山者たち~
ブラザーサンタ
ペネロピ
マッチポイント
ママの遺したラヴソング
酔いどれ詩人になるまえに
リーピング
ローグ アサシン

 重いテーマの社会派映画が優勢なのは昨年からの傾向です。今年も、1位、2位、5位が内戦を背景とした作品となりました。ヨーロッパ映画に佳作が多く、全体としても決して洋画低調の年ではなかったようです。
 ハリウッドの娯楽大作、特にシリーズ物の票の伸びが悪かった中にあって、3位の『ボーン・アルティメイタム』は高く評価されました。前二作と較べても出来がよかったという声も多かったです。
 今年の顕著な特徴としては、アジア映画の低調が挙げられると思います。特に、必ずトップ10に顔を出していた韓国映画はビッグヒットがなく低迷しました。「キネマ旬報」ベスト・テンで1位となった『長江哀歌』も、全く票が伸びませんでした。不思議な現象です。
 7位の『リトル・ミス・サンシャイン』は昨年も45点で13位、年末公開で票が割れました。公開時期が少しずれていたら、首位を脅かす存在に成り得たことを付記しておきます。

外国映画監督賞

1位9票ギレルモ・デル・トロ「パンズ・ラビリンス」
ポール・グリーングラス「ボーン・アルティメイタム」
3位4票ポール・バーホーベン「ブラックブック」
4位3票ジェイ・チョウ「言えない秘密」
デイヴィッド・リンチ「インランド・エンパイア」
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク「善き人のためのソナタ」
レン・ワイズマン「ダイハード4.0」
8位2票アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ「バベル」
エドワード・ズウィック「ブラッド・ダイヤモンド」
ガブリエル・レンジ「大統領暗殺」
クエンティン・タランティーノ「デス・プルーフ in グラインドハウス」
クリストファー・ノーラン「プレステージ」
スサンネ・ビア「アフター・ウェディング」
ペドロ・アルモドバル「ボルベール(帰郷)」
15位1票アダム・シャンクマン「ヘアスプレー」
アレクサンドル・アジャ「ヒルズ・ハブ・アイズ」
アンデルス・ルノウ・クラルン「STRINGS~愛と絆の旅路~」
イ・チャンドン「シークレット・サンシャイン」
イザベル・コイシェ「あなたになら言える秘密のこと」
イングマール・ベルイマン「サラバンド」
エイドリアン・シェリー「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」
エミリオ・エステヴェス「ボビー」
キム・ギドク「絶対の愛」
クリス・シェリダン「めぐみ―引き裂かれた家族の30年」
クリスチアン・ムンジウ「4ヶ月、3週と2日」
クレイグ・ブリュワー「ブラック・スネーク・モーン」
ザック・スナイダー「300<スリー・ハンドレッド>」
ジャファル・パナヒ「オフサイド・ガールズ」
ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス「リトル・ミス・サンシャイン」
ジョニー・トー「放・逐」「マッド探偵」
ソイ・チェン「ドッグ・バイト・ドッグ」
ソフィア・コッポラ「マリー・アントワネット」
トム・ティクヴァ「パフューム ある人殺しの物語」
ナンシー・メイヤーズ「ホリデイ」
ニコラウス・ゲイハルター「いのちの食べかた」
ニティワット・タラートーン「早春譜」
フランシス・ローレンス「アイ・アム・レジェンド」
フランソワ・オゾン「エンジェル」
フレディ・M・ムーラー「僕のピアノコンチェルト」
マイケル・ウィンターボトム「グアンタナモ、僕達が見た真実」
マイケル・ベイ「トランスフォーマー」
マイケル・ムーア「シッコ」
マーク・ローレンス「ラブソングができるまで」
マーティン・スコセッシ「ディパーテッド」
メル・ギブソン「アポカリプト」
ヨ・イングァン「アイスケーキ」
ラッセル・マルケイ「バイオハザードIII」
ラデュ・ミヘイレアニュ「約束の旅路」
ロジャー・ドナルドソン「世界最速のインディアン」
ロバート・アルトマン「今宵フィッツジェラルド劇場で」

 昨年は「ユナイテッド93」で惜しくも次点に泣いたポール・グリーングラスが、「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロとともに、3位以下を引き離し堂々1位を飾りました。
 複数得票者の顔ぶれを見ると、地味な映画職人が多く、彼らの地道な個性が評価された結果でしょう。

外国映画主演男優賞

1位15票レオナルド・ディカプリオ「ブラッド・ダイヤモンド」「ディパーテッド」
2位9票ウルリッヒ・ミューエ「善き人のためのソナタ」
3位8票アンソニー・ホプキンス「世界最速のインディアン」
4位5票ウィル・スミス「幸せのちから」「アイ・アム・レジェンド」
5位4票シルヴェスター・スタローン「ロッキー・ザ・ファイナル」
6位3票アンディ・ラウ「墨攻」「イノセントワールド・天下無賊」
ダニエル・オートゥイユ「あるいは裏切りという名の犬」
フォレスト・ウィテカー「ラストキング・オブ・スコットランド」
マット・デイモン「ディパーテッド」「グッド・シェパード」「ボーン・アルティメイタム」
10位2票エディソン・チャン「ドッグ・バイト・ドッグ」
クリスチャン・ベール「プレステージ」
サイモン・ヤム「エレクション」「鐵三角」「アイ・イン・ザ・スカイ」
サシャ・バロン・コーエン「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
トニー・レオン「傷だらけの男たち」
プレスリー・チュエニヤハエ「ツォツィ」
マイケル・ムーア「シッコ」
17位1票アダム・サンドラー「再会の街で」
アル・ゴア「不都合な真実」
エルランド・ヨセフソン「サラバンド」
カム・ウソン「王の男」
ギャスパー・ウリエル「ハンニバル・ライジング」
コーリャ・スピリドノフ「この道は母へとつづく」
ジェラルド・バトラー「300<スリー・ハンドレッド>」
シャイア・ラブーフ「トランスフォーマー」
チャン・チェン「呉清源 極みの棋譜」
チョ・インソン「卑劣な街」
ニコラス・ケイジ「ゴーストライダー」
パク・チビン「アイスケーキ」
ピーター・オトゥール「ヴィーナス」
ヒュー・ジャックマン「プレステージ」「ファウンテン 永遠につづく愛」
ベン・ウィショー「パフューム ある人殺しの物語」
メルヴィル・プポー「ゼロ時間の謎」
ヤンネ・フーティアイネン「街のあかり」
ヨーゼフ・オステンドルフ「厨房で逢いましょう」

 最初はウルリッヒ・ミューエの独走かと思いましたが、レオナルド・ディカプリオが追い上げて抜き去りました。さすがという感じです!
 アンソニー・ホプキンスやスタローンなど、ベテラン勢の頑張りも目立ちました。

外国映画主演女優賞

1位8票マリオン・コティヤール「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」「華麗なる恋の舞台で」「プロヴァンスの贈りもの」
2位7票カリス・ファン・ハウテン「ブラック・ブック」
3位5票ニッキー・ブロンスキー「ヘアスプレー」
レニー・ゼルウィガー「ミス・ポター」
5位4票ペネロペ・クルス「ボルベール<帰郷>」
ヘレン・ミレン「クイーン」
7位3票アビゲイル・ブレスリン「リトル・ミス・サンシャイン」
クリスティーナ・リッチ「ブラック・スネーク・モーン」
ジョディ・フォスター「ブレイブ・ワン」
10位2票イバナ・バケロ「パンズ・ラビリンス」
サラ・ポーリー「あなたになら言える秘密のこと」
シャルロット・ゲンズブール「恋愛睡眠のすすめ」
ジュディ・ディンチ「あるスキャンダルの覚え書き」
チャン・ツイー「女帝 エンペラー」
ヒラリー・スワンク「フリーダム・ライターズ」
ミラ・ジョヴォヴィッチ「ポイント45」「バイオハザードIII」
17位1票アーシア・アルジェント「トランシルヴァニア」
イ・ナヨン「私たちの幸せな時間」
イム・スジョン「サイボーグでも大丈夫」
キャメロン・ディアス「ホリデイ」
グイ・ルンメイ「不能説的秘密」「遠い道のり」
クセニア・ラパポルト「題名のない子守唄」
クリステン・スチュワート「ゴースト・ハウス」
ケイト・ウィンスレット「ホリデイ」
ケイト・ブランシェット「あるスキャンダルの覚え書き」「バベル」
ジェニファー・ハドソン「ドリーム・ガールズ」
ジジ・リョン「女人本色」
スー・チー「百年恋歌」
スエ「夏物語」
スカーレット・ヨハンソン「タロットカード殺人事件」「マッチポイント」
ゾーイ・ベル「デス・プルーフinグラインドハウス」
チャン・イェン「幸せの絆」
チュティマー・ティーパナート「早春譜」
チョン・ドヨン「シークレット・サンシャイン」
ペイ・ペイ「ドック・バイト・ドッグ」
ミリャナ・カラノヴィッチ「サラエボの花」
ローズ・マッゴーワン「プラネット・テラー in グラインドハウス」
ローラ・ダーン「インダンド・エンパイア」
ロモーラ・ガライ「エンジェル」

 接戦を制したのは「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」のマリオン・コティヤールです。
 新人賞を獲得したニッキー・ブロンスキーが本賞でも健闘しました。「クイーン」でアカデミー賞を受賞したヘレン・ミレンも多数の票を集め、さすがの貫禄という感じです。

外国映画助演男優賞

1位6票エディ・マーフィー「ドリームガールズ」
ジョン・トラボルタ「ヘアスプレー」
3位4票ジャッキー・アール・ヘイリー「リトル・チルドレン」
セルジ・ロペス「パンズ・ラビリンス」
5位3票ジェフェリー・ラッシュ「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
6位2票アラン・アーキン「リトル・ミス・サンシャイン」
ガエル・ガルシア・ベルナル「バベル」
真田広之「サンシャイ2057」「上海の伯爵夫人」
ジェームズ・マカヴォイ「ラストキング・オブ・スコットランド」
ジェラール・ドパルデュー「あるいは裏切りという名の犬」
ジャイモン・フンスー「ブラッド・ダイヤモンド」
ジャック・ニコルソン「ディパーテッド」
セバスチャン・コッホ「善き人のためのソナタ」「ブラックブック」
矢野かずき「早春譜」
ロバート・デ・ニーロ「スター・ダスト」
16位1票アーロン・ヨー「ディスタービア」
アシュトン・カッチャー「守護神」
アンディ・グリフィス「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」
イ・ジュンギ「王の男」
ウディ・アレン「タロットカード殺人事件」
カート・ラッセル「デス・プルーフ in グラインドハウス」
金城武「傷だらけの男たち」
カン・シニル「私たちの幸せな時間」
ギャリソン・キーラー「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
グォ・ヨウ「女帝 エンペラー」
クリストファー・ウォーケン「ヘアスプレー」
ゲイリー・オールドマン「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
サム・リー「ドック・バイト・ドック」
ジェームズ・クロムウェル「クィーン」
ジェラール・ランヴァン「輝ける女たち」
ジャスティン・ティンバーレイク「ブラック・スネーク・モーン」
ジャック・ブラック「ホリデイ」
ジュード・ロウ「ホリデイ」
ジョニーデップ「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールヅ・エンド」
ジョン・タトゥーロ「グッド・シェパード」
チェ・ミンス「ホリデイ」
ディック・ヴァン・ダイク「ナイト・ミュージアム」
テレンス・ハワード「ブレイブワン」
ドン・チードル「再会の街で」
ニコラス・ツェー「かちこみ ドラゴン・タイガー・ゲート」
パンナー・リットグライ「ロケットマン!」
ピーター・オトゥール「スター・ダスト」
ブラッド・ピット「バベル」
マイケル・ケイン「プレステージ」
マット・デイモン「ディパーテッド」
ラム・シュー(林雪)「鐵三角」
ルパート・グリント「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
レイン・ウィルソン「Gガール/破壊的な彼女」
ロバート・ダウニー・Jr「スキャナー・ダークリー」「ゾディアック」「毛皮のエロス」

 「ドリームガールズ」でゴールデングローブ賞を獲得したエディ・マーフィーと、「ヘアスプレー」でニッキーのお母さん役を怪演したジョン・トラボルタという、主役級の大スターが助演賞の票を分ち合う結果となりました。
 他にも、「リトル・チルドレン」のようなメジャーとはいえぬ作品にもかかわらず一部からは高い評価を受けているベテランのジャッキー・アール・ヘイリーから、「ラストキング・オブ・スコットランド」だけでなく「ナルニア国物語 第1章 ~ライオンと魔女~」でも活躍し「つぐない」の公開も控えているジェームズ・マカヴォイのような若手まで、幅広く票を集めたのが今年の特徴といえるでしょう。

外国映画助演女優賞

1位11票ミシェル・ファイファー「スター・ダスト」「ヘアスプレー」
2位6票ジェニファー・コネリー「ブラッド・ダイヤモンド」
3位4票菊地凛子「バベル」
ジェニファー・ハドソン「ドリーム・ガールズ」
5位3票アビゲイル・ブレスリン「リトル・ミス・サンシャイン」「幸せのレシピ」
ジュディ・ディンチ「あるスキャンダルの覚え書き」
7位2票カルメン・マウラ「ボルベール/帰郷」
ジョン・トラヴォルタ「ヘアスプレー」
トニ・コレット「リトル・ミス・サンシャイン」
マリベル・ベルドゥ「パンズ・ラビリンス」
ロラ・ドゥエニャス「ボルベール/帰郷」
12位1票アーチー・パンジャビ「マイティ・ハート/愛と絆」
アナソフィア・ロブ「リーピング」
アマンダ・バインズ「ヘアスプレー」
アンジェリーナ・ジョリー「グッド・シェパード」
イメルダ・スタウントン「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
エマ・ワトソン「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
カトリーヌ・ドヌーヴ「輝ける女たち」
キーラ・ナイトレイ「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
キャリー=アン・モス「ゾンビーノ」
クイーン・ラティファ「ヘアスプレー」
クリスティーナ・リッチ「ブラック・スネーク・モーン」
ケイト・ウィンスレット「ホリデイ」
ケイト・ヤン「花蓮の夏(盛夏光年)」
シャロン・ストーン「ボビー」
シュー・ジンレイ「傷だらけの男たち」
ジュリアン・ムーア「フリーダムランド」
シルビア・チャン「呉清源 極みの棋譜」
スカーレット・ヨハンソン「マッチ・ポイント」「タロットカード殺人事件」
チェン・シャンチー「黒い眼のオペラ」
テレサ・モウ「早熟」
ナーレンホア「白い馬の季節」
ナオミ・ハリス「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
笛木優子「青燕」
ヘレン・ミレン「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」
マーリー・シェルトン「プラネット・テラーin グラインドハウス」
マギー・ギレンホール「主人公は僕だった」
マリオン・コティヤール「プロヴァンスの贈り物」
モニカ・ブライブトロイ「4分間のピアニスト」
ユーリア・ダフヴェニウス「サラバンド」
ルーシー・リュー「ラッキーナンバ-7」
ルナ・ミヨヴィッチ「サラエボの花」
ロニ・エルカベッツ「迷子の警察音楽隊」

 この分野も混戦と思いきや、ミシェル・ファイファーがダントツのトップでした。
 「ヘアスプレー」「スターダスト」で性格の悪い女をみごとに演じたのが高く評価されたのでしょうが、昨年1位だったメリル・ストリープも「プラダを着た悪魔」で同じような性格の悪い女を怪演していました。
 男性も含め助演となると、個性的な役柄が評価されるのかもしれません。
 また「ドリームガールズ」からはジェニファー・ハドソンも上位入賞を果していますが、部門賞で票を集めたのが主役級のジェイミー・フォックスやビヨンセ・ノウルズではなく、準主役といえるエディ・マーフィーやジェニファー・ハドソンだったことも、この作品の別の面での面白さだったといえるでしょう。

外国映画新人賞

1位15票ニッキー・ブロンスキー「ヘアスプレー」
2位9票イバナ・バケロ「パンズ・ラビリンス」
3位4票ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス「幸せのちから」
ジェニファー・ハドソン「ドリームガールズ」
5位3票キム・アジュン「カンナさん大成功です!」
6位2票ザック・エフロン「ヘアスプレー」
ペイ・ペイ「ドッグ・バイト・ドッグ」
ミーガン・フォックス「トランスフォーマー」
菊地凛子「バベル」
10位1票アビー・コーニッシュ「キャンディ」「プロヴァンスの贈りもの」
アビゲイル・ブレスリン「リトル・ミス・サンシャイン」
カリス・ファン・ハウテン「ブラックブック」
ケイン「シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ」
ゲラ・バブルアニ「13/ザメッティ」
シアボンガ・シブ「ジェイムズ聖地へ行く」
ジェイ・チョウ「不能話的秘密」
ジェームズ・マカヴォイ「ラスト・キング・オブ・スコットランド」
ジョージ・ブッシュ「大統領暗殺」
ゾーイ・ベル「デス・プルーフ inグラインドハウス」
ダニエル・ヘニー「マイ・ファーザー」
テオ・ゲオルギュー「僕のピアノコンチェルト」
ファン・ビジェガス「ボンボン」
ブライアン・チャン「花蓮の夏」
プレスリー・チュエニヤハエ「ツォツィ」
ヘイリー・ベネット「ラブソングができるまで」
マイク・タイソン「ロッキー・ザ・ファイナル」
マイケル・ファスベンダー「300<スリー・ハンドレッド>」
マシュー・メドヴェデフ「プロジェクトBB」
ムラーリ・K・タルリ「明日、君がいない」
ルディ・ヤングブラッド「アポカリプト」
ルナ・ミヨヴィッチ「サラエボの花」
レイチェル・テイラー「トランスフォーマー」
レイチェル・ハード=ウッド「パフューム ある人殺しの物語」
ロモーラ・ガライ「エンジェル」

 作品賞では1位となった「パンズ・ラビリンス」で薄幸の少女を演じたイバナ・バケロを抑え、「ヘアスプレー」の快活な元気娘ニッキー・ブロンスキーが1位を獲得しました。
 2位に比べ6割以上の得票増ですが、公開規模の差かもしれません。

外国映画音楽賞

1位12票「ヘアスプレー」
2位11票「ドリームガールズ」
3位6票「ラブソングができるまで」
4位4票「ONCE ダブリンの街角で」
5位3票「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~」
6位2票「言えない秘密」
「トランスフォーマー」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
「ハッピー フィート」
「バベル」
「パンズ・ラビリンス」
「ファウンテン 永遠につづく愛」
「ホリデイ」
14位1票「雲南の少女 ルオマの初恋」
「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」
「エレクション ~黒社会~」
「王妃の紋章(満城尽帯黄金甲)」
「傷だらけの男たち」
「敬愛なるベートーヴェン」
「再会の街で」
「ストリングス~愛と絆の旅路~」
「早春譜」
「それでも生きる子供たちへ」
「題名のない子守唄」
「デス・プルーフ in グラインドハウス」
「トランシルヴァニア」
「パフューム -ある人殺しの物語-」
「ブラック・スネーク・モーン」
「4分間のピアニスト」
「ロッキー・ザ・ファイナル」
「私のちいさなピアニスト」

 ハリウッドミュージカルの2大対決となりましたが、僅差で「ヘアスプレー」が「ドリームガールズ」を制しました。作品の質というよりも、公開時期が直近だったことも影響しているのかもしれません。
 それにしても「ヘアスプレー」は、部門賞では4部門にも及んでおり、圧倒的な強さを見せつけてくれました。
 他にも、上位に入賞していた作品は、ほとんどが音楽を強く意識した作品ばかりでした。

外国映画投票者数ランキング

得点に関係なく、投票者数だけで決定するランキングです。
1位32人パンズ・ラビリンス
2位30人ブラッド・ダイヤモンド
3位21人ヘアスプレー
4位19人ボーン・アルティメイタム
5位17人ドリームガールズ
善き人のためのソナタ
7位16人リトル・ミス・サンシャイン
8位15人世界最速のインディアン
9位14人バベル
10位13人ダイ・ハード4.0
11位11人ラブソングができるまで
12位10人あるいは裏切りという名の犬
300<スリー・ハンドレッド>
ホリデイ
15位9人プレステージ
16位8人シッコ
トランスフォーマー
ブラックブック
ミス・ポター
20位7人エディット・ピアフ ~愛の讃歌~
サン・ジャックへの道
ツォツィ
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
パフューム -ある人殺しの物語-
25位6人クィーン
ゾディアック
幸せのちから
ディパーテッド
パリ、ジュテーム
ボルベール〈帰郷〉
約束の旅路
リトル・チルドレン
レミーのおいしいレストラン
34位5人アポカリプト
主人公は僕だった
絶対の愛
題名のない子守唄
デス・プルーフ in グラインドハウス
ナイト ミュージアム
パラダイス・ナウ
墨攻
マリー・アントワネット
ミルコのひかり
ロッキー・ザ・ファイナル
45位4人明日、君がいない
インランド・エンパイア
俺たちフィギュアスケーター
グラインドハウス(アメリカ版)
傷だらけの男たち
今宵、フィッツジェラルド劇場で
サンシャイン 2057
スターダスト
スパイダーマン3
ブレイブ ワン
ラッキーナンバー7
ルワンダの涙
私たちの幸せな時間
ONCE ダブリンの街角で
59位3人アイ・アム・レジェンド
あるスキャンダルの覚え書き
言えない秘密
オフサイド・ガールズ
カンナさん大成功です!
呉清源 極みの棋譜
守護神
大統領暗殺
デジャヴ
ハッピー フィート
不都合な真実
ブラック・スネーク・モーン
プラネット・テラー in  グラインドハウス
フリーダム・ライターズ
プロジェクトBB
ボビー
迷子の警察音楽隊
街のあかり
麦の穂をゆらす風
ラジオ・スター
79位2人アドレナリン
あなたになら言える秘密のこと
アフター・ウェディング
イノセントワールド -天下無賊-
ヴィーナス
ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた
うつせみ
エレクション ~黒社会~
エンジェル
王の男
華麗なる恋の舞台で
花蓮の夏
キングダム/見えざる敵
敬愛なるベートーヴェン
ザ・シューター/極大射程
幸せのレシピ
ショートバス
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
早春譜
タロットカード殺人事件
長江哀歌
DOA デッド・オア・アライブ
ドッグ・バイト・ドッグ
トランシルヴァニア
ドン
夏物語
バイオハザードIII
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ヒルズ・ハブ・アイズ
ファウンテン 永遠につづく愛
ベオウルフ/呪われし勇者
弓 the bow
ラスト・キング・オブ・スコットランド
私のちいさなピアニスト
113位1人アイ・イン・ザ・スカイ
愛されるために、ここにいる
アイスケーキ
ある愛の風景
硫黄島からの手紙
イノセント・ラブ
いのちの食べかた
We Own the Night
ウェザーマン
ヴェラ・ドレイク
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
雲南の少女 ルオマの初恋
エレクション2
オーシャンズ13
オール・ザ・キングスメン
蓋山西(ガイサンシー)とその姉妹たち
輝く夜明けに向かって
輝ける女たち
角砂糖
カタコンベ
かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
ガンジー、わが父
カンバセーションズ
ギャラクシー・クエスト
キャンディ
キンキー・ブーツ
グアンタナモ、僕達が見た真実
ククーシュカ ラップランドの妖精
グッド・シェパード
靴に恋する人魚
C.R.A.Z.Y.
クレイジー・ストーン ~翡翠狂騒曲~
黒い眼のオペラ
ゴースト・ハウス
ザ・シークレット
再会の街で
サイボーグでも大丈夫
サラエボの花
サラバンド
サルバドールの朝
幸せの絆
シークレット・サンシャイン
死ぬまでにしたい10のこと
16ブロック
出エジプト記
ストリングス~愛と絆の旅路~
スリザー
ソウ4
それでも生きる子供たちへ
ゾンビーノ
ダーウィンの悪夢
厨房で逢いましょう
ディテクティヴ
デート・ウィズ・ドリュー
鐵三角
遠い道のり
ハンニバル・ライジング
PEACE BED アメリカVSジョン・レノン
百年恋歌
卑劣な街
ヒロシマナガサキ
フェイス
不完全なふたり
ブラインドサイト~小さな登山者たち~
ブラザーサンタ
フリーダムランド
BRICK
ブレードランナー ファイナル・カット
プロヴァンスの贈りもの
ブロークバック・マウンテン
ペネロピ
ペルセポリス
ヘンダーソン夫人の贈り物
放・逐
僕のピアノコンチェルト
ホステル2
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学S
ホリデイ(韓国)
ボンボン
毎当変幻時
マイ・ファーザー
マッチポイント
マッド探偵
ママの遺したラヴソング
マリア
満城盡帶黄金甲
みえない雲
夢遊ハワイ
めぐみ-引き裂かれた家族の30年
門徒
ユゴ~大統領有故~
酔いどれ詩人になるまえに
4ヶ月、3週と2日
4分間のピアニスト
ラッキー・ユー
ラブ・アクチュアリー
リーピング
リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?
恋愛睡眠のすすめ
ローグ アサシン
ロケットマン!
LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストライマー
私の胸の思い出

 こちらも作品賞とほぼ同様な結果となりました。
 「ヘアスプレー」がベスト3に入りましたが、久しぶりともいえる陽気で快活なミュージカルであることが、幅広い支持を集めたからでしょう。
 これといった大ヒット作には恵まれぬ1年でしたが、いざふたを開けてみると、作品賞とともにスペインからの「パンズ・ラビリンス」が堂々1位を獲得しました。
 映画としては地味な国ですが、さすがにアカデミー賞をはじめとする映画賞を受賞したこともあり、多くの方々の支持を集めたようです。
 アカデミー賞といえば、ベストテンに名を連ねた作品の中に、なにかしらアカデミー賞受賞やノミネートなど関連した作品が例年以上に数多く見受けられました。
 これは、菊地凛子が久しぶりに助演女優賞にノミネートされた「バベル」の波及効果だけでなく、「ブラッド・ダイヤモンド」や「善き人のためのソナタ」など良質な作品が目白押しだったからでしょう。

外国映画思い入れ度ランキング

総得点を投票者数で割った一人あたりの平均得点(思い入れ度)ランキングです。(5票以上限定)
1位5.800(29/5)ロッキー・ザ・ファイナル
2位5.733(86/15)世界最速のインディアン
3位5.000(35/7)サン・ジャックへの道
4位4.875(39/8)トランスフォーマー
5位4.833(29/6)ディパーテッド
約束の旅路
7位4.800(48/10)300<スリー・ハンドレッド>
(24/5)ナイト ミュージアム
9位4.719(151/32)パンズ・ラビリンス
10位4.579(87/19)ボーン・アルティメイタム
11位4.571(32/7)パフューム -ある人殺しの物語-
12位4.500(36/8)シッコ
13位4.471(76/17)善き人のためのソナタ
14位4.429(31/7)エディット・ピアフ ~愛の讃歌~
(62/14)バベル
16位4.400(22/5)デス・プルーフ in グラインドハウス
17位4.375(35/8)ブラックブック
(70/16)リトル・ミス・サンシャイン
19位4.333(39/9)プレステージ
20位4.167(25/6)パリ、ジュテーム
21位4.000(28/7)ツォツィ
(20/5)題名のない子守唄
23位3.909(43/11)ラブソングができるまで
24位3.900(117/30)ブラッド・ダイヤモンド
25位3.857(27/7)パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
26位3.833(23/6)ボルベール〈帰郷〉
27位3.667(22/6)ゾディアック
28位3.625(29/8)ミス・ポター
29位3.588(61/17)ドリームガールズ
30位3.538(46/13)ダイ・ハード4.0
31位3.524(74/21)ヘアスプレー
32位3.333(20/6)レミーのおいしいレストラン
33位3.200(16/5)主人公は僕だった
(16/5)マリー・アントワネット
(32/10)ホリデイ
(16/5)絶対の愛
(32/10)あるいは裏切りという名の犬
38位3.000(15/5)墨攻
39位2.833(17/6)クィーン
40位2.800(14/5)パラダイス・ナウ
(14/5)アポカリプト
42位2.600(13/5)ミルコのひかり
43位2.500(15/6)幸せのちから
44位2.000(12/6)リトル・チルドレン

 こちらは作品賞とはうってかわって、ベスト20にも入らなかった「ロッキー・ザ・ファイナル」がダークホースのごとくトップを獲得しました。
 まったく無名の俳優だったスタローンが、一躍アメリカンヒーローに躍りでた第一作を彷彿とさせる作品でしたが、シリーズ全体をリアルタイムに辿ってきた団塊の世代をはじめとする高年齢層の方々ばかりでなく、若い世代からもふたたびリングにカムバックしようと奮闘する主人公の姿に共感を集めたからでしょう。
 他にも「約束の旅路」「ナイト ミュージアム」など、ベスト20にも入らなかった作品が名を連ねたのも目を惹きます。
 特に後者は、全国規模で公開されたメジャー作品にもかかわらず、観る人を選ぶ作品となっているのが面白いところです。

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